PCが高くて買えなくても始められる:VPSでローカルLLM入門
ローカルLLMは、AIを自分の環境で動かす方法です。データを外に出さず、使うたびの課金もありません。 ただ、本格的に動かせる高性能なPC(とくにGPU付き)は高額になりやすく、「試したいだけ」で買うには重い、という人も多いはずです。 そんなときは、月額のVPSを借りて、試して、合わなければやめるという始め方があります。
VPSで、できること・難しいこと
できること
- 小〜中くらいのモデルとの会話、要約、翻訳、文章の書き換え
- 自分のデータを外に出さずにAIへ質問する
- ブラウザのチャット画面や、自分のアプリからAIを呼ぶ
- 使わなくなったら解約するだけで、片付けが済む
難しいこと
- 大きなモデルを、速く動かすこと(GPUが無いため)
- 画像や動画を作るAI
- 大きなAPIモデルと同じ賢さを求めること
- 契約・SSH接続・コマンドの入力といった、最初の準備
月いくらから始められるか
小さいモデルなら、安いプランに載ります。いまのデータで、載る最安のプランは次のとおりです(月額払い)。
| モデル | 載る最安のプラン | 1年続けたら |
|---|---|---|
| Llama 3.2 3B3584MB以上 | ¥1,760/月KAGOYA CLOUD VPS・4GB プラン | ¥21,120 |
| Llama 3.1 8B6554MB以上 | ¥2,936/月ABLENET VPS・8GB プラン(L3) | ¥35,232 |
載るかどうかと月額だけの比較で、速さの比較ではありません。「1年続けたら」は月額を12倍した単純計算で、初期費用・ 割引・為替は含みません。使わない月も月額はかかるので、使わなくなったら解約してください。
はじめの3ステップ
1. いちばん安いプランで、小さいモデルを試す
まず、上の表の最安プランで、小さいモデルを動かします。月額の負担が小さく、動くか・使えそうかを確かめられます。 事業者ごとの契約の流れは、事業者別の手順にあります。
2. 足りなければ、1段上のプランへ
モデルが重い、会話が長いと途中で止まる、といったときは、メモリの大きいプランに替えます。 事業者によっては、契約したまま上位プランへ変更できます。モデル別の選び方の目安も参考にしてください。
3. 使わなくなったら、解約する
月額で借りているので、やめればそれ以上の費用はかかりません。モデルのファイルも、サーバーごと消えます。
よくある不安
プログラミングができなくても大丈夫ですか
コマンドをコピーして実行できれば進められます。手順ページのコマンドは、そのまま貼り付けて使える形で書いています。意味を知りたくなったら、姉妹サイトのLinux入門が助けになります。
失敗してお金が無駄になりませんか
VPSは月額で借りるので、使わなくなったら解約すれば、それ以上の費用はかかりません。最初は、最も安いプランで小さいモデルを試してください。事業者によっては、お試し期間もあります(条件は各社の公式でご確認ください)。
ChatGPTのような速さで使えますか
GPU(画像処理用の部品)の無いVPSでは、速くはなりません。当サイトは速度を測っていないため、何秒かかるかは示せません。まず小さいモデルで試し、自分の用途で待てる速さかを確かめてください。
高性能なPCを買ったほうがいい場合は
大きなモデルを速く動かしたい、画像生成を使いたい、といった場合は、GPUのあるPCや専用の環境のほうが向いています。ここで案内しているのは、CPUとメモリだけで動かす範囲です。
コマンドに不安があるなら(姉妹サイト)
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ls / cd / grep などを疑似ターミナルで試しながら学べる — prodou.net
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Ollama・LM Studio・llama.cppの入れ方とモデルの入手先 — toolkitbox.net