セットアップ
VPSのOSはどれを選べばいいか:Ubuntu・Debian・Rocky・AlmaLinux
2026年8月20日

レン
サーバーを作るとき、OSの選択肢がいっぱい出てくる…どれを選べばいいの?

プロクラ
ずらっと並ぶと迷うよね。でも実際には大きく2系統しかなくて、その中から選ぶだけだよ。
1台の物理サーバーを分割して使う
OS
メモリ
ディスク
OS
メモリ
ディスク
OS
メモリ
ディスク
OS
メモリ
ディスク
CPU・ハードウェア(物理サーバー)
区画は完全に独立。他の利用者から中身は見えない
2つの系統
- Debian系: Ubuntu、Debian。パッケージの導入に apt を使う
- RHEL系: Rocky Linux、AlmaLinux。dnf を使う
- この違いは、コマンドと設定ファイルの置き場所に出る
- できることは、どちらを選んでも基本的に同じ
選ぶときに効いてくる差

プロクラ
性能で選ぶものではないんだ。効いてくるのは、困ったときに情報を見つけられるかどうかと、いつまで使えるかだよ。
- 情報の量: 個人向けの解説記事はUbuntuを前提にしたものが多い
- サポート期間: 何年まで更新が提供されるか。長く使うなら確認する
- 手順書との一致: 参考にする記事がどの系統で書かれているか
- 使うソフトの案内が、どちらを前提にしているか

レン
系統が違うと、記事の手順そのままだと動かないの?

プロクラ
そこが最初の壁になりやすいところ。コマンド名が違うだけなら読み替えられるけれど、設定ファイルの場所や、サービスの名前まで違うことがある。初めてなら、参考にする記事と同じ系統を選ぶのがいちばん楽だよ。
迷ったときの決め方
OSそのものの優劣で選ぶ場面は、個人利用ではほとんどありません。効いてくるのは、これから読む手順書がどちらを前提にしているかです。手順とOSが食い違うと、パッケージ名もファイルの置き場所も変わり、本題に入る前に翻訳作業が始まります。学ぶことが目的なら、情報量の多いほうを選ぶのが近道です。
- 初めてで、特に理由が無い → Ubuntuの長期サポート版
- 参考にしたい手順書がある → その手順書と同じもの
- 仕事で使う環境に合わせたい → その環境と同じ系統
- とにかく長く放置したい → サポート期間の長いものを選び、自動更新を入れる
バージョンは新しすぎないものを

プロクラ
最新版が常に良いとは限らないよ。出たばかりのものは、解説記事も対応するソフトもまだ揃っていないことがある。長期サポートが付いた、ひとつ前の安定版を選ぶほうが躓きにくい。
ウィルスン
…付け加えるなら、サポートが切れたOSを使い続けるのはやめておけ。修正が提供されなくなった時点で、既知の弱点がそのまま残る。ワタシにとっては、これ以上ない目印だ。

プロクラ
そこは重要だね。サポート期限は契約時にメモしておこう。期限が近づいたら、OSを上げるか、新しいサーバーを作って移るかを決めることになる。

レン
性能じゃなくて、情報の見つけやすさと期限で選ぶんだね。
あとから変えられるのか
OSの入れ替えは、実質的にサーバーを作り直す作業です。中に入れたものは消えるので、データの持ち出しと設定の書き直しが要ります。最初の選択を重く考えすぎる必要はありませんが、動かし始めてから変えるのは面倒だ、という前提は持っておいてください。

プロクラ
OSを途中で別のものに入れ替えるのは、基本的に「作り直し」だよ。管理画面からOSの再インストールはできるけれど、中のデータは消える。
- 同じ系統のバージョン上げは、手順が用意されていることが多い
- 系統をまたぐ変更は、新しいサーバーを作ってデータを移すのが現実的
- だから最初の選択は、ある程度先まで考えて決める
- とはいえ悩みすぎなくてよい。学習用なら作り直しも練習になる
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