セットアップ
サブドメインを追加する:設定する場所が2か所ある
2026年8月27日

レン
サブドメインを作ったのに繋がりません。DNSには登録したはずなんですが。

プロクラ
サブドメインは2か所の設定が揃って初めて動くんだ。片方だけだと今の状態になる。どちらが欠けているのかを切り分けよう。
1か所目:DNS
その名前がどのサーバーを指すのかを決める設定です。ドメインを管理している場所(ドメインを買った会社か、DNSを任せているサービス)で、サブドメイン名に対してサーバーのIPアドレスを登録します。ここが済んでいれば、名前からIPアドレスが引けるようになります。
2か所目:Webサーバー
届いた要求をどのファイルで応えるかを決める設定です。同じサーバーで複数の名前を扱うため、名前ごとに置き場所を指定します。ここが無いと、要求は届いているのに既定のサイトが表示されたり、エラーになったりします。

レン
どちらで止まっているか、どう見分ければいいですか。

プロクラ
名前からIPが引けるかを先に確かめる。引けないならDNS側、引けているのに表示が違うならWebサーバー側だよ。この順番で見れば、両方をやみくもに触らずに済む。
つまずきやすいところ
- DNSの変更は反映まで時間がかかる。すぐに切り替わらないのは普通
- 手元の端末に古い結果が残っていて、自分だけ見えないことがある
- ワイルドカードでまとめて指定していると、個別の設定と競合することがある
- Webサーバーの設定を書き換えたあと、読み込み直しを忘れている
証明書は別に用意する

プロクラ
本体のドメイン用に取った証明書は、サブドメインには使えないんだ。サブドメインぶんを追加で取るか、複数をまとめられる証明書を使うことになる。HTTPSで開いて警告が出たら、たいていここだよ。
サブドメインを分ける利点
検証用の環境を本番と同じサーバーに置きたいとき、サブドメインで分けておくと入口が別になります。片方を止めても、もう片方は動き続けます。ディレクトリで分ける方法もありますが、その場合はURLが深くなり、クッキーや証明書の扱いも本番と共通になります。用途が違うものは、名前の段階で分けておくほうが後から楽です。

レン
検証用のページが検索結果に出てしまうことはありますか。

プロクラ
対策しなければ出るよ。同じ内容が2か所にあると、本番のほうの評価にも響く。検証用は検索避けを設定するか、アクセスできる相手を絞っておこう。
作ったあとに確認すること
- HTTPでもHTTPSでも意図した先に届くか
- 本体のドメインと同じ内容が出てしまっていないか
- 検証用なら、外から見えない設定になっているか
- 証明書の有効期限が本体と別々になっていないか
VPSの料金を比較する
あわせて読みたい
- セットアップNode.jsアプリを常駐させる:プロセス管理ツールとsystemd2つの選択肢の違いと、それぞれが向く場面。再起動時の扱い、ログの出し先、そして無限再起動を防ぐ設定を解説します。
- セットアップSSHのポートを変えたら繋がらなくなった変更が反映されない、ファイアウォールで塞がれている、SELinuxに拒否されている。3つの原因を切り分ける手順と、安全な変更の進め方を解説します。
- セットアップOSのメジャーアップグレード:上げるか、作り直すかサポート期限が近いときの2つの選択肢を比べます。その場で上げる方法が向く場合と、新しいサーバーを立てて移すほうが速い場合の分かれ目を示します。
- セットアップサーバー管理ツールを使うか、コマンドでやるか画面から操作できる管理ツールの利点と、引き受けることになる負担。使う場合の守り方と、使わない判断の基準を整理します。
サーバーを触る前に押さえておきたいこと
姉妹サイトの、この記事と相性のいいページです。
- Linuxコマンド入門
ls / cd / grep などを疑似ターミナルで試しながら学べる — prodou.net
- シェルスクリプト入門
サーバー作業の自動化スクリプトを基礎から — prodou.net
- Password Generator
サーバー用に強いパスワードをその場で生成 — toolkitbox.net
- Cron Generator
定期実行のcron式を組み立てる — toolkitbox.net