プラン解説
アクセスが増えてきたときにやること:原因を切り分けてから増強する
2026年8月17日

レン
サイトが人気になってきた!でも最近ちょっと重い気がする…

プロクラ
いい悩みだね。でもここで慌てて上位プランに変えるのは、ちょっと待ったほうがいい。原因が分からないまま増強しても、直らないことがあるからね。
まず、どこが足りないのかを見る

プロクラ
重いと感じたとき、原因はだいたい次のどれかに分かれるよ。まずはどれなのかを特定しよう。
- メモリ不足: 処理が詰まったり、プロセスが落ちたりする。スワップが多発していたらこれ
- CPU不足: 使用率が高いまま張り付いている。画像処理や重い計算をしている場合に多い
- ディスクの読み書き待ち: データベースへのアクセスが多いと起きやすい
- アプリ側の問題: 実は無駄な処理をしているだけ、というケースも珍しくない

プロクラ
見る道具は決まっている。Linuxなら free と top と df、Windows Serverならタスクマネージャーとリソースモニター。どちらも「メモリ・CPU・ディスク」の3点を見るという考え方は同じだよ。
メモリが足りなくなると起きること
足りている
使用中空き
空きがあるうちは速い
足りない → ディスクへ退避(スワップ)
使用中退避
ディスクはメモリよりずっと遅い。ここから全体が重くなる
それでも足りない
OSがプロセスを強制終了する。データベースが落ちて、サイトが表示されなくなる
重い=CPU不足とは限らない。まずスワップが起きていないかを見る

レン
どれも問題なさそうなのに重い場合は?

プロクラ
その場合、原因はサーバーの中に無い。画像が重い、外部サービスの応答を待っている、といったところだね。ブラウザの開発者ツールで、どの読み込みに時間がかかっているかを見ると早い。ここでプランを上げても改善しないよ。
アプリ側を先に疑う価値

プロクラ
データベースへの問い合わせが重かったり、毎回同じ結果を計算し直していたり。そういう場合はサーバーを強くしてもすぐまた重くなる。お金をかける前に、一度アプリ側を疑ってみる価値はあるよ。
- 同じ結果を何度も作っていないか(キャッシュで消せる)
- 1ページ表示するのに、データベースへ何十回も問い合わせていないか
- 画像を、表示する大きさより遥かに大きいまま置いていないか
- 使っていないプラグインや常駐サービスが残っていないか
サーバー側でできる手
- プランを上げる: 一番手軽。多くの会社が上位プランへの変更に対応している
- キャッシュを入れる: 同じ結果を使い回して、計算とDBアクセスを減らす
- 画像や静的ファイルを配信専用のサービスへ逃がす: 転送量とサーバー負荷の両方が下がる
- データベースを別サーバーへ分ける: 同居の取り合いが解消される

プロクラ
上から順に手間が増えていく。個人で運用しているなら、キャッシュを入れるところまでで足りることが多いよ。分割は、その先で詰まってからでいい。
プランを上げる前に確認すること

レン
プラン変更って、サイトを止めなきゃダメ?
プロクラ
多くの場合、変更時に再起動が必要になるよ。条件は会社によって違うから、作業前に手順を確認しておこう。
- 停止時間がどのくらいか、事前に手順を読む
- 下位プランへ戻せるかどうか(戻せない会社もある)
- 作業前にバックアップかスナップショットを取る
- アクセスの少ない時間帯を選ぶ
その負荷、本当に人が来ているのか

ウィルスン
…急にアクセスが増えたのだったな。それが客だと、なぜ言い切れる?

プロクラ
そこは必ず確かめてほしいところ。攻撃や、無差別なクローラーが原因のこともある。アクセスログで、接続元と要求されているURLの偏りを見よう。同じ場所から同じURLへ繰り返し来ているなら、人ではない可能性が高い。その場合はプランを上げても解決しないよ。

レン
見る、疑う、それから上げる。順番を守ればムダな出費を避けられるんだね。
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