セキュリティ
【セキュリティ】WordPressが狙われる理由と、最低限の防御
2026年8月17日

レン
VPSにWordPress入れたよ!これでブログが書ける!

ウィルスン
WordPress…ワタシにとって最も『効率の良い』標的だ。世界のサイトの相当な割合がWordPressで動いている。つまり、1つの攻撃手法を用意すれば、それが無数のサイトに通用するのだよ。だから狙う価値がある。
レン
人気だからこそ狙われるのか…!

プロクラ
その通り。WordPress自体が脆弱なわけじゃなくて、利用者が多いから攻撃の対象になりやすいんだ。逆に言えば、基本的な対策をしておけば、狙われても弾ける。
守りは「重ねる」のが基本
攻撃
ファイアウォール
不要な入口を塞ぐ
SSH鍵認証
総当たりを無効化
OS更新
既知の穴を埋める
サーバー
1つ破られても次の層で止まる。どれか1つでは不十分
1. ログイン画面を守る
- 管理者のユーザー名を admin にしない(総当たりの第一候補)
- 強固なパスワード + 二段階認証プラグインの導入
- ログイン試行回数を制限する(Fail2banのwordpress jailも有効)
- 可能なら wp-login.php へのアクセスをIP制限する
2. プラグイン・テーマの管理

プロクラ
実は、WordPress本体よりもプラグイン経由の侵入の方がずっと多いんだ。使っていないプラグインは無効化ではなく削除する。更新が長期間止まっているプラグインは、脆弱性が放置されている可能性が高いから避けよう。
ウィルスン
そう、ワタシが探すのは本体ではなくプラグインの穴だ。『3年前から更新されていないプラグイン』を見つけたときの喜びといったら…!
3. その他の基本
- 本体・プラグイン・テーマを常に最新に保つ(自動更新の有効化)
- wp-config.php の権限を絞る(600)
- 定期バックアップ(改ざんされたときに戻せる状態にしておく)
- SSL/TLSを必ず有効化する
4. 入られた前提の備え

プロクラ
対策をしても、プラグイン経由の侵入は起こりうる。だから、戻せる用意と気づける用意もセットで持っておこう。
- バックアップは別の場所に、世代を残して取る
- ファイルの更新日時が不自然に変わっていないか、時々確認する
- 身に覚えのない管理者ユーザーが増えていないか確認する
- 検索結果に、自分が作っていないページが出ていないか見る
軽くすることが守りにもなる

プロクラ
プラグインを減らすと、表示も速くなるし、狙われる入口も減る。同じ機能が本体やテーマで実現できるなら、そちらを選ぶほうがいい。「便利そうだから入れる」を続けると、数年後に手が付けられなくなるよ。
- 使っていないプラグイン・テーマは無効化ではなく削除する
- 同じ目的のプラグインを複数入れない
- 更新が長期間止まっているものは、代わりを探す
- 管理画面のログイン先を、公開の場所から分かりにくくするのは補助的な対策

レン
プラグインを減らすのが、速さにも守りにも効くんだね。
あわせて読みたい
- セキュリティ【セキュリティ】権限は最小限に:rootで作業し続けてはいけない理由最小権限を、サーバーの中だけでなくAPIキーやアカウントにも当てはめる考え方。「念のため」で付けた権限を見直すきっかけの作り方まで解説します。
- セキュリティ【セキュリティ】HTTPS化は必須:無料の証明書で常時暗号化するログインが無いサイトでもHTTPSが要る理由、無料証明書での導入手順、90日という有効期限との付き合い方、そして更新が止まったときの気づき方を解説します。
- セキュリティ【セキュリティ】ログの見方:攻撃されている兆候に気づく認証ログとアクセスログから異常を読み取る方法、慌てなくていい記録と本当に危ない記録の違い、そして見る習慣を続けるための現実的なやり方を解説します。
- セキュリティ【セキュリティ】DDoS攻撃とは?個人サーバーにできる備え個人のVPS単体では防ぎ切れない前提での備え。本当に攻撃なのかをアクセスログで見分ける方法と、平時にしか用意できない対策を解説します。