セキュリティ
【セキュリティ】DDoS攻撃とは?個人サーバーにできる備え
2026年10月8日

レン
DDoS攻撃ってニュースで聞くけど、あれって大企業が狙われるやつだよね?

ウィルスン
必ずしもそうではない。DDoSは『大量の通信を浴びせてサービスを止める』攻撃だ。狙いは金銭要求のこともあれば、単なる嫌がらせのこともある。ゲームサーバーなどは個人運営でも標的になりやすいのだよ。

プロクラ
侵入されるわけじゃないから情報は盗まれない。でもサービスが止まるという意味では深刻だね。
個人規模でできる対策

プロクラ
正直に言うと、大規模なDDoSを個人のVPS単体で防ぎ切るのは無理なんだ。だから『自力で耐える』のではなく『前段で受け止めてもらう』のが基本戦略になるよ。
- CDN/WAFサービスを前段に置く(攻撃トラフィックをそこで吸収してもらう)
- サーバーの実IPアドレスを隠す(直接狙われないようにする)
- VPS事業者のDDoS防御オプションの有無を確認しておく
- nginxのrate limitで、1IPあたりのリクエスト数を制限する
レン
小規模な攻撃なら、自分でも何とかできる?

プロクラ
うん。nginxのlimit_req設定で、1つのIPから短時間に大量のリクエストが来たら弾く、という制御ができる。これだけでも軽度の攻撃や、行儀の悪いクローラーには効果があるよ。

ウィルスン
覚えておけ。DDoSは『防ぐ』より『受け流す』ものだ。そして何より、事前に備えのないサーバーほど簡単に沈む。攻撃が始まってから慌てても遅いのだよ。
本当にDDoSなのかを見分ける
重くなった原因が攻撃だと決めつけると、対処を誤ります。実際には、検索エンジンの巡回、他サイトからの画像の直接読み込み、自分のプログラムの暴走であることも多くあります。まずログで発信元と対象を見てください。攻撃であれば発信元が広く散らばり、そうでなければ特定の相手や特定のURLに偏ります。

プロクラ
重くなった原因が攻撃とは限らないよ。まずアクセスログを見て、偏りを確かめよう。ここを飛ばして対策を始めると、見当違いの手を打つことになる。
- 同じ接続元から、同じURLへ繰り返し来ている → 攻撃か、行儀の悪い巡回
- 多数の接続元から一斉に来ている → 分散型の可能性
- 普通の人のアクセスが増えただけ → 対策ではなく増強の話
- サーバーの中の処理が詰まっているだけ → そもそも外からの問題ではない
起きてから慌てないために

プロクラ
攻撃の最中は落ち着いて考えられないから、先に決めておこう。備えの多くは、平時にしか用意できないんだ。
- 前段に置くサービスを、攻撃が来る前に導入しておく(後から挟むのは大変)
- サーバーの実IPアドレスを公開しない。DNSの古い記録からも辿られる
- 1つのIPからの過剰なアクセスを弾く設定を、あらかじめ入れておく
- 契約している事業者の窓口と、報告のしかたを確認しておく
- 止まったことに気づける仕組みを用意しておく

プロクラ
それと、転送量に上限のあるプランでは、攻撃を受けること自体が費用になる場合がある。そこも契約内容を確認しておこう。

レン
防ぐより受け流す。備えは攻撃が来る前にしかできない。
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