AI活用ガイド
複数のAIエージェントを同時に動かすときのリソース配分
2026年9月10日

レン
情報収集係と通知係、2つのAIエージェントを同じVPSで動かしたいんだけど、問題ある?
プロクラ
1台に同居させること自体は普通に行われているよ。ただ、それぞれが独立して動くつもりで作っても、同じVPSの上では資源を取り合う関係になる、というのは意識しておいて。
資源を取り合うとは
- 同じCPU・メモリを、複数のエージェントが分け合うことになる
- 片方が重い処理をしている間、もう片方の反応が遅くなることがある
- 片方が異常な動きをすると、もう片方の動作にも影響しうる

レン
それぞれ独立して動かしたほうがいいのかな?

プロクラ
台数を分けるのも1つの手だけど、コストが上がる。同居させたまま、お互いに影響しにくい形にする方法もあるよ。使えるメモリやCPUの上限を、エージェントごとに区切って割り当てる仕組みを使うんだ。
同居させたまま切り分ける
コンテナ技術を使うと、1台のVPSの中でも、それぞれのエージェントに使える資源の上限を分けて設定できます。片方が想定外に暴走してメモリを使い切ろうとしても、割り当てられた上限までしか使えないため、もう一方は影響を受けずに動き続けられます。同居させるなら、この切り分けまで含めて設計してください。
- エージェントごとにコンテナを分け、使える資源に上限を設ける
- 重要度の高いほうに、余裕のある上限を割り当てる
- 1つが落ちても、他のエージェントの起動状態を保つようにする
ログの置き場も分けておく
資源だけでなく、記録の置き場も分けておくと、トラブルのときに助かります。複数のエージェントのログを1つのファイルにまとめてしまうと、片方の異常な動きを調べたいときに、もう片方の記録が邪魔をして読みにくくなります。エージェントごとに記録を分けておけば、原因の切り分けがそのぶん早く進みます。
- エージェントごとにログの出力先を分ける
- 何のエージェントの記録かが、ファイル名から分かるようにしておく
- 重大な異常だけをまとめて拾える、共通の通知先も用意しておく

プロクラ
同居させること自体は悪くない選択だよ。ただ『それぞれ独立している』という思い込みだけは捨てて、同じ土俵で資源を分け合っている前提で設計してほしいな。

レン
将来エージェントが増えそうなら、最初から台数を分けておくべき?
プロクラ
最初から無理に分ける必要はないよ。まず1台で切り分けの仕組みを整えておいて、資源が本当に足りなくなったタイミングで台数を分ける、という順番で十分間に合うことが多いんだ。
起動する順番も意外と影響する
複数のエージェントを同時に起動する構成では、片方がもう片方の準備を待ってから動き出す必要がある場合があります。この順番を意識せずに全部を一斉に起動する設定にしていると、起動直後だけエラーが出る、といった分かりにくい不具合につながります。依存関係があるなら、起動の順番と、相手の準備ができるまで待つ仕組みを、あわせて用意しておいてください。
- エージェント同士に依存関係がないか、事前に整理しておく
- 依存先の準備ができるまで待ってから起動する仕組みを入れる
- 起動直後だけ出るエラーは、順番の問題を疑ってみる

レン
同居させるなら、お互いの上限を先に決めておくんだね。
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