プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)SabaKore

AI活用ガイド

自分のVPSでファインチューニングはできるのか

2026年9月10日

レン(新米インフラエンジニア)・わくわく

レン

自分の会社の言葉遣いを覚えさせたくて、モデルをファインチューニングしてみたいんだけど、VPSでもできる?
プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)・教える

プロクラ

できなくはないけど、まず知っておいてほしいことがあるよ。ファインチューニングは、モデルを動かすだけの処理より、必要な計算もメモリもずっと重いんだ。GPUがほぼ前提になる作業だと考えて。

なぜそんなに重いのか

普段モデルを使うときは、すでに出来上がった数値を使って答えを作るだけです。ファインチューニングは、その数値そのものを少しずつ調整し直す作業で、大量のデータを繰り返し読み込ませながら計算します。読むだけの作業と、書き換えながら読む作業では、必要な計算量が大きく違います。

レン(新米インフラエンジニア)・悩む

レン

じゃあVPSでは無理ってこと…?
プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)

プロクラ

全部を諦める必要はないよ。実は多くの場合、ファインチューニングをしなくても目的を達成できることが多いんだ。

先に試したい代わりの方法

  • 指示文(プロンプト)を工夫する。言葉遣いの例をいくつか見せるだけで改善することが多い
  • RAG(資料を検索して答えさせる仕組み)を使う。覚えさせるのではなく、参照させる方法
  • 小さい範囲のルールなら、AIの前後に自分でコードを挟んで整える方法もある
プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)・分析中

プロクラ

この3つで足りないと分かってから、初めてファインチューニングを検討する。順番を守れば、多くの場合はVPSで完結する方法にたどり着けるよ。

どうしても必要になったら

それでも足りない場合は、GPUが使える環境を別に用意し、そこで学習だけを行うという分担が現実的です。学習を終えたモデルを、普段使っているVPSに持ってきて動かす、という形にすれば、常時GPUを借り続ける必要はありません。学習は一時的に、運用は普段のVPSで、という分担です。

  • 学習だけをGPU環境で行い、終わったら環境を解約する
  • できあがったモデルを、普段のVPSに持ち帰って動かす
  • 学習用のデータに、外に出せない情報が混ざっていないか事前に確認する
プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)・OK

プロクラ

『覚えさせる』という発想に飛びつく前に、代わりの方法で足りないかを確かめる。この順番さえ守れば、多くの個人開発ではファインチューニングを避けたまま目的を達成できるはずだよ。
レン(新米インフラエンジニア)

レン

学習用のデータは、どれくらいの量があれば足りるの?
プロクラ(クラウドAIロボット、詳しい役)・分析中

プロクラ

そこは目的次第で幅が大きいから、断定はできないよ。ただ、量より質のほうが効くと言われることが多くて、雑多に集めた大量のデータより、目的に合った少量のデータのほうがうまくいくケースもある。まず少量で試してから増やすのが安全だね。

学習に使ったデータの管理

ファインチューニングを行う場合、使った学習データそのものの管理も忘れないでください。どのデータでどのモデルを作ったかを記録しておかないと、あとで『なぜこの答え方をするのか』を追えなくなります。また学習データに機密情報や個人情報が含まれる場合、モデルの中にその情報の痕跡が残る可能性があるため、外部に配布する前提のモデルには特に注意が必要です。

  • どの学習データからどのモデルができたかを、対応がわかる形で記録する
  • 学習データに含めてよい情報かどうかを、学習前に確認する
  • できあがったモデルを外部に渡す予定があるなら、機密情報の混入リスクを特に慎重に見る
レン(新米インフラエンジニア)・できた

レン

常にGPUを借り続けなくても、学習だけ一時的に借りればいいんだね。

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