セットアップ
自分のサーバーから送るメールが迷惑メール扱いされる
2026年8月27日

レン
サーバーから送った通知メールが、全部迷惑メールに入ってしまいます。

プロクラ
受け取る側から見ると、そのメールが本当にあなたのドメインから出たものか分からないんだ。差出人の欄は誰でも好きに書ける。だから「本物である」ことを別の方法で示す必要がある。
3つの仕組みの役割
- SPF:このドメインのメールは、この場所から出ますと宣言する
- DKIM:メールに署名を付け、途中で書き換えられていないことを示す
- DMARC:上の2つが合わなかったとき、どう扱ってほしいかを指示する

プロクラ
SPFは「差出人の住所」、DKIMは「封蝋」、DMARCは「合わなかったら捨ててください」という申し送りだと考えると分かりやすいよ。
設定する順番
SPFから始めます。DNSに1行追加するだけで済み、効果もいちばん分かりやすいためです。次にDKIM、最後にDMARCの順に進めます。DMARCを最初に厳しく設定すると、まだ整っていない送信経路のメールまで捨てられてしまいます。

レン
3つとも設定したのに、まだ届かないことはありますか。

プロクラ
あるよ。証明できたことと、信用されることは別なんだ。残る原因はこのあたり。
設定しても届かない場合に残るもの
- そのIPアドレスに、以前の利用者が付けた悪い評判が残っている
- 送信元のIPから名前が引けない(逆引きが未設定)
- 急に大量に送り始めた(少しずつ増やすほうが通りやすい)
- 本文が広告的で、受け手側の判定に引っかかっている
- そもそも送信用のポートが塞がれている

プロクラ
通知メールが数通届けばよいだけなら、自前で送らず外部の送信サービスを使うほうが早いこともある。目的に対して手間が見合っているかは、一度考えてみる価値があるよ。
設定できているかを確かめる
自分宛てにテスト送信して、受け取ったメールのヘッダーを開くのがいちばん確実です。多くのメールサービスでは、認証の結果が記録として残ります。そこにSPFとDKIMの判定が並んでいれば、少なくとも仕組みは動いています。届いているのに迷惑メール扱いされる場合、原因は認証ではなく評判のほうにあります。

ウィルスン
逆に言うと、この3つを設定していないドメインは、他人になりすまして送られやすい。自分が使っていないドメインでも、宣言だけはしておくと悪用を減らせるよ。
DMARCは緩い設定から始める
- 最初は「何もしないが報告だけ受け取る」設定にする
- 報告を読んで、意図しない送信元が無いか確かめる
- 問題が無いと分かってから、隔離や拒否へ進める
- いきなり拒否にすると、自分の正当なメールも消える
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