セットアップ
ビルドをどこでやるか:本番サーバーの負荷を避ける
2026年8月20日

レン
デプロイのときにサーバーが重くなるし、たまにビルドが失敗する…

プロクラ
ビルドは、実行時よりずっと多くの資源を使う処理だからね。動かすだけなら足りるプランでも、ビルドには足りないことがあるんだ。
メモリが足りなくなると起きること
足りている
使用中空き
空きがあるうちは速い
足りない → ディスクへ退避(スワップ)
使用中退避
ディスクはメモリよりずっと遅い。ここから全体が重くなる
それでも足りない
OSがプロセスを強制終了する。データベースが落ちて、サイトが表示されなくなる
重い=CPU不足とは限らない。まずスワップが起きていないかを見る
本番でビルドすると起きること
- その間、サイトの応答が遅くなる
- メモリを大きく使い、他のプロセスが落とされることがある
- ディスクも、中間の産物で圧迫される
- 失敗すると、中途半端な状態が残る

プロクラ
2つめがいちばん怖いね。ビルド中にメモリを使い切って、データベースが強制終了される。デプロイしようとしてサイトを止める、という結果になる。
どこでビルドするか
- 本番サーバー: 手軽。ただし上記の問題がある
- 手元のパソコン: 資源に余裕がある。環境の違いに注意
- 別の検証用サーバー: 本番と同じ環境で作れる
- 自動化の仕組み: 変更のたびに自動で作らせる

プロクラ
2つめの注意点は、環境の違いだよ。手元と本番でOSや実行環境のバージョンが違うと、動かないことがある。同じ環境を再現できる仕組みを使うと、この問題は減る。
本番でビルドせざるを得ない場合

プロクラ
小さい構成で、他に手段が無いこともあるよね。その場合でも、工夫で通せることが多い。
- スワップを用意する(遅くなるが、強制終了は避けられる)
- ビルド中だけ、他のサービスを一時的に止める
- アクセスの少ない時間に実行する
- 時間課金の事業者なら、作業のときだけプランを上げる

プロクラ
1つめは効果が大きいよ。メモリが足りずに落ちていたビルドが、スワップを足すだけで完走することがある。遅いけれど、失敗するよりはずっといい。
置くものを減らす
- 本番には、実行に必要なものだけを置く
- 開発用の道具を本番に入れない
- 入れるものが減れば、狙われる入口も減る
- ディスクの節約にもなる

プロクラ
3つめは副次的だけど大事な効果だよ。本番サーバーに開発用の道具が揃っていると、侵入された後にそれを使われることがある。必要最小限にしておこう。

レン
ビルドは重い処理なんだ。小さいプランならスワップを用意しておく。
手順を記録として残す

プロクラ
どこでビルドするにせよ、手順をスクリプトにしておくと後が楽だよ。毎回同じ手順で実行できるし、記録にもなる。
- デプロイの手順を、実行できる形にまとめる
- 途中で失敗したら止まるようにする
- 終わったあとに、疎通を確認する処理まで含める
- サーバーを作り直すときにも、そのまま使える

プロクラ
3つめまで含めておくと、デプロイの成否がその場で分かる。「上げたつもりで壊れていた」に気づけるのは大きいよ。
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